オンラインカジノは私が出会ったギャンブルの中で最も勝ちやすいギャンブルだ。
これについて”還元率がおよそ97%〜99%である点”に関して述べる多くの記事があるが、これは誤りだ。還元率についてはこちらの記事(勝つための控除率・ハウスエッジの正しい考え方)を参照してほしい。
オンラインカジノが勝ちやすい理由は、ボーナスを活用できる点にあると考えている。
しかし、ボーナスはなんでもかんでも受け取れば良いというものではなく、有効なボーナスとそうではないボーナスがある。
中には、受け取るべきではない、むしろ受け取ることでかえってプレイヤーが不利となるような不要なボーナスも存在するので注意が必要だ。
本項ではボーナスを受け取る前に注意しなければならない点と、ボーナスの種類とデメリットも併せて紹介する。
ボーナスを受け取る際の注意事項
カジノサイトに登録だけで貰えるようなデメリットなしのボーナスも中には存在するが、オンラインカジノのボーナスは多くの場合は入金を伴うボーナスだ。
このボーナスを受け取ることで、入金した金額以上のキャッシュを、
例えば「初回入金100%ボーナス」であれば、入金額と同額のボーナスを受け取ることができるが、
「出金賭け条件」
「除外ゲーム」
「最高賭け金額」
の3つのデメリットが付随する。
これらの制約が比較的ゆるいオンラインカジノでプレイすることをお勧めする。
出金賭け条件と除外ゲーム
カジノサイトによってもちろん規定は異なるが、ボーナスチップを出金する際は、受け取ったボーナス額の概ね20倍〜40倍を賭け金としてゲームで遊ばなければならない。
ボーナスを受け取ってすぐにそのまま出金すればプレイヤーの丸儲けになってしまうので、当然だ。(笑)
例えば、100ドルのボーナスを受け取った場合、合計2000ドル〜4000ドルをベットしなければそのボーナスを出金することができない。
また、ボーナスを利用してプレイすることを認められていないゲーム、除外ゲームが設けられている場合がある。
主に控除率が低いとされているバカラやブラックジャックなどのテーブルゲームがこれに当たる。
除外ゲームを設けていない場合でも、テーブルゲームで遊んでも上記の出金賭け条件は10%程度しか満たさないものとして扱う場合がほとんどだ。
つまり、ブラックジャックだけで2000ドルの賭け条件を満たそうと思えば、20000ドル分ゲームで遊ばなければならない。
*稀に、カリビアンカジノなどではテーブルゲームをその他のスロットゲームと同等の賭け条件として扱うキャンペーンが開催される。その際は要チェックだ。
最高賭け金額
賭け条件の次に注意しなければならないのは、最高賭け条件だ。
これはボーナスを使ったゲームでいきなりオールインなどをして大きく増やし、後に賭け条件を消化しやすくする方法への対策だと考えられる。
多くのオンラインカジノではボーナスを使ったゲームでは○○ドルまでしか賭けてはいけない、という制約を設けている。
この金額は概ねボーナス額の10−20%、またはスロットゲームで5ドル、テーブルゲームで25ドル程度である。
うっかりブラックジャックのダブルダウンやスプリットで超えてしまわないように注意しよう。
2種類のボーナス
さて、オンラインカジノには2種類のボーナスの種類がある。
オンラインカジノサイトによってボーナスの扱い方が異なるので、今まで使っていたカジノサイトから他のカジノサイトに切り替える際は注意してほしい。
ここでは便宜上、一体型ボーナスと区別型ボーナスと呼ばせてもらう。
一体型ボーナス
最もポピュラーで、オーソドックスなボーナスは、現金キャッシュとボーナスが一体型となるボーナスだ。
例えば、入金額の100%ボーナス進呈キャンペーン中に100ドル入金し、この形式のボーナスを受け取った場合、100ドルの現金チップはなくなり、代わりに200ドルのボーナスチップが進呈される。
ジパングカジノやカリビアンカジノ、ウィリアムヒル、ワンダリーノなどの老舗カジノをはじめとし、多くのカジノで採用されているのがこの形式だ。
このボーナスの特徴は、ボーナスチップと現金チップを同一のものとして扱い、前述のボーナス取得に付随する出金条件が現金チップにも同様に課されるというデメリットはあるものの、出金する際は、受け取ったボーナスチップごと一緒に引き出せるという特徴を持っている。
ボーナスタイプB 区別型
一方で、上記の一体型ボーナスとは異なり、現金チップとボーナスチップを区別する、区別型のボーナスも存在する。
ベラジョンカジノやインターカジノを始め、カジ旅、ライブカジノハウス、クイーンカジノなどの比較的新しいオンラインカジノで主に採用されている。
区別型のボーナスは、現金チップを使い切った時に初めて、ボーナスチップを使用してゲームを行うことができる。
前述の出金条件等は入金分の現金チップを使い切った後、ボーナスチップを使用してゲームを行う際にのみ課され、現金チップのみを使用している間は出金条件が一切課されないというメリットを持つ。
ただし、現金チップのみで遊び、ボーナスに手をつけずに出金する際は受け取ったボーナスは全額没収されてしまう。
ボーナスチップはあくまでも現金チップを全て使い切った際の救済という立ち位置となっている。
どちらがお得か?
ボーナスが好条件なら、一体型ボーナスが美味しいと言える。
しかし、一体型ボーナスは入金した現金チップに賭け条件や最高賭け金制限が生じてしまうため、悪条件であれば受け取るべきではない。
この辺りは十分吟味する必要がある。
また、区別型のボーナスは現金チップを使い切った後に初めて使用することになるため、リターンは決して大きくないが、貰い得のボーナスである。
ボーナスなしでプレイするくらいなら、区別型ボーナスを貰っておいた方が絶対に良いだろう。
各カジノのボーナス状況
ボーナス区分 | 賭け条件 | 最高賭け金額 | テーブルゲームの扱い | |
ベラジョンカジノ | 区別型 | 20倍 | 25ドル(スロット:6.25ドル) | 10% |
カジ旅 | 区別型 | 40倍 | 制限なし | 禁止 |
ライブカジノハウス | 区別型 | 40倍 | 制限なし | 15% |
クイーンカジノ | 区別型 | 40倍 | 制限なし | 15% |
カリビアンカジノ | 一体型 | 15倍 | ボーナスの5% | 10%ー25% |
チェリーカジノ | 一体型 | 40倍 | ボーナスの20% | 10% |
ワンダリーノ | 一体型 | 30倍 | 5ドル | 禁止 |
*2019/3/12 現在の情報
これは、2019/3/12現在の各カジノの初回入金ボーナスに対してのボーナス条件をまとめたものだが、受け取るボーナスによって条件が変更になる場合も多々あるので、都度自分でも確認してほしい。
一体型ボーナスで現状、最も好条件なのは15倍条件のカリビアンカジノ。
テーブルゲームは禁止されていないが、ベット上限がボーナス額の5%までであるため、現実的にはほとんどスロットゲームで遊ぶことになるだろう。
また、ワンダリーノは30倍条件がやや厳しいが、初回入金ボーナスが入金額の200%となっており、夢を見るには良いかもしれない。(笑)
一方、区別型ボーナスでは引き出しやすさではベラジョンカジノの20倍が良心的だが、
カジ旅、ライブカジノハウス 、クイーンカジノは最高賭け金額の制限がないので、テーブルゲームでのハイベッドも容認されている。テーブルゲームをメインで遊ぶならこちらが良いだろう。
また、
ベラジョンカジノ、チェリーカジノ、ライブカジノハウス 、カリビアンカジノ 、クイーンカジノは30ドル、
カジ旅は40ドル
初回登録時に入金不要のボーナスが貰える。
これはもちろんノーリスクなので、こちらも是非活用しよう。